
屋外広告とは|種類別にそれぞれのメリット・デメリット、設置時の注意点なども解説
屋外に掲示される屋外広告は、多くの人に対して商品・サービスの宣伝や企業の認知度を向上させる効果があります。
しかし、一口に屋外広告と言ってもさまざまな種類があることに注意しましょう。
自社にとって適切な屋外広告を掲示することにより、費用対効果の高い広告を実現できます。
今回は、数多くの屋外広告を手掛けてきた埼玉の総合代理店、株式会社サムライが、以下のポイントを中心に屋外広告の種類やそれぞれの特徴についてくわしく紹介します。
このコラムのポイント |
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目次
屋外広告とは
屋外広告とは、常時または一定の期間継続して屋外のスペースに掲示される広告の総称のことを指し、「公共交通機関」「商業施設」「ビル看板」などさまざまな場所に掲示されます。
一般的には、看板が用いられることが多いですが、最近ではディスプレイを使用して情報を発信するデジタルサイネージも人気です。
屋外広告のメリット
屋外広告のメリットは、以下のとおりです。
- 不特定多数の人に幅広く宣伝できる
- 長期間アピールすることが可能
- どこに設置するかによりターゲットを絞れる
- 注目を集めることができる
- SNSメディアと相性がよい
長期間継続して表示される屋外広告は、多くの人の目に留まることにより、商品やサービスの宣伝だけでなく自社のブランドを視覚的にアピールすることができます。
また、インパクトのある屋外広告をつくることにより、SNSメディアでの二次的な拡散も期待できます。
屋外広告のデメリット
屋外広告のデメリットは、以下のとおりです。
- 設置場所によっては効果が得られないこともある
- 効果測定が難しい
- 維持管理費用がかかる
- 条例や関係法令による規制がある
屋外広告の設置場所によっては「競合他社の広告に埋もれてしまう」「人通りが少ない」などにより、効果が薄れることがあります。
また、屋外広告物を設置しようとするものは、各自治体の条例に従い広告物設置の許可申請を行う必要があります。
屋外広告の種類とそれぞれの特徴
一口に屋外広告と言ってもさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
事前に屋外広告の種類と特徴を確認し、費用対効果を高めましょう。
屋外看板
屋外看板とは、屋外に設置されている看板の総称のことを指し、以下のようなものがあります。
- 壁面看板:建物の壁に設置された広告
- 屋上看板:建物の屋上にある広告塔や広告板
- 突出し看板:建物の屋上や壁から突き出した形で設置されたもの
- 電柱広告:公道に設置された電柱を利用した広告
- 消火栓広告:消火栓標識に設置される広告
屋外看板は、景観や安全性の観点から「屋外広告物許可申請」が必要です。
また、大型看板は「工作物確認申請」、道路に面した場所に看板を設置する際には「道路占有許可申請」が必要になるため、専門業者に相談しながら進めることをおすすめします。
街路灯フラッグ広告
街路灯フラッグ広告とは、公道に設置された街路灯やポールを利用して掲示される広告のことを指します。
特に、商業施設や商店街でイベント告知や宣伝目的で利用されるケースが多く、地域密着型の広告として自然な形で情報を伝えられるのが魅力です。
屋外デジタルサイネージ広告
屋外デジタルサイネージ広告とは、屋外の液晶ディスプレイやLEDビジョンなどの端末に掲載する広告のことを指し、以下のような特徴があります。
- 動画を使用した訴求ができるためインパクトを与えやすい
- 視認性が高い
- 特定の曜日や時間帯に合わせて配信可能
- 効果測定がしやすい
屋外デジタルサイネージ広告は、従来型の看板広告と比べ、豊富な情報をタイムリーに発信できるのが魅力です。
交通広告
交通広告とは、公共の交通機関に掲示する看板やポスターなどの総称のことを指し、以下のような種類があります。
- 電車広告
- 駅広告
- バス広告
- タクシー広告
- 空港広告
交通広告は、地域を絞って広告を出稿できることが魅力です。
例えば、以下の制作事例のようなバスの車体に広告を掲示するバスラッピング広告は、路線上の歩行者や自動車の運転手にも目に入りやすくエリアターゲティング広告として有効です。
【バスラッピングの制作実績】
<制作実績>バスラッピング
また、駅周辺の施設への誘導や認知拡大として効果がある交通広告として、駅看板が挙げられます。
【駅看板の制作実績】
<制作実績>駅看板
その他の屋外広告
その他の屋外広告として、サッカースタジアムや野球場などに掲示されるスタジアム広告、ショッピングモール駐車場に掲示されるモール広告、ゴルフ練習場(打席等)に設置されるゴルフ練習場広告などがあります。
例えば、以下の制作事例のようなゴルフ練習場広告は、富裕層や中高年層に対して自社の商品やサービスの訴求や認知拡大に効果的です。
【ゴルフ練習所広告の制作事例】
埼玉を中心とする関東エリアで検討中の方は、株式会社サムライにお問い合わせください。
「バスラッピング」「ゴルフ練習場広告」など幅広い範囲で屋外広告のアイデアを提案いたします
屋外広告を設置する際の注意点
屋外広告を設置する際は、「法律による制限を事前に確認する」「安全性を確保する」などの注意点があります。
ここでは、屋外広告を設置する際の注意点を紹介します。
法律による制限を事前に確認する
屋外に看板を設置する場合、以下のようなさまざまなルールが存在し、当てはまる場合には許可申請が必要なケースや制限があることに注意しましょう。
種類 | 概要 |
---|---|
屋外広告物許可申請 | 屋外広告物法の屋外広告物にあたる場合に許可が必要 |
工作物確認申請 | 一定規模以上の看板の設置をする場合に建築基準法上の確認申請が必要 |
防火地域内の規制 | 建築物の屋上に設けるものまたは高さ3mを超えるものは不燃材料で覆わなければならない |
道路占有許可申請 | 道路法により、道路上に建築物から突き出る看板を設置する場合に許可が必要 |
道路使用申請 | 道路交通法により、道路において看板設置工事をする際に許可が必要 |
景観への配慮による規制 | 自治体により、看板の設置位置や色彩などに基準が設定されている場合がある |
屋外広告を出稿する際は、専門業者に相談しながら「屋外広告を設置する際にどのような制限があるのか」を事前に確認する必要があります。
安全性を確保する
屋外広告物には安全点検義務がありますが、屋外広告物にあたらない屋外広告においても安全対策は重要です。
万が一でも事故が起こらないように、「サビの有無」「ボルト・ビスのゆるみ」などを日常的に点検するようにしましょう。
周辺の美観に配慮する
屋外広告を設置する際は、周辺の美観の維持に配慮しましょう。
看板は「企業の顔」と言われることもあり、周辺の景観と調和しない屋外広告を出稿することにより、企業イメージが低下することも考えられるからです。
地区によっては、景観条例による制限もあるため、事前に確認することが大切です。
屋外広告を出稿する際の代理店の選び方
費用対効果の高い屋外広告にするためには、屋外広告を扱っている代理店に依頼することをおすすめします。
ここでは、屋外広告を出稿する際の代理店の選び方を紹介します。
デザイン力が高い
屋外広告の費用対効果を高めるには、人目を惹くデザインやキャッチフレーズなどが大切です。
屋外広告はもちろん、さまざまな媒体を扱っている制作実績が豊富な代理店は、最新のトレンドを取り入れた提案を受けやすい傾向があります。
出稿したい地域や種類の屋外広告を取り扱っている
出稿したいエリアや屋外広告についての情報が豊富な代理店であれば、最適な屋外広告の種類や設置場所を提案してくれます。
地域によっては一般の方にはわかりづらい法規制や許可が必要なケースもあるため、地域密着型の代理店がおすすめです。
メンテナンスや申請のサポートをしてくれる
特に、屋外看板は設置後の維持管理が必要になるため、定期的なメンテナンスや許可の取得のサポートをしてくれる代理店がおすすめです。
株式会社サムライは1986年創業以来37年以上続く、地元埼玉を拠点とした広告代理店です。
地域を大切にしているサムライだからこそ提供できる、効果的なご提案をいたします。
まとめ
今回は、屋外広告のメリット・デメリットや種類について紹介しました。
一口に屋外広告と言ってもさまざまな種類があるため市場調査や分析を行い、適切な種類、設置場所を検討しましょう。
また、屋外広告を出稿する際は、一般の方ではわかりづらい法律上の制限があることや、人の目を惹くデザイン性が必要であるため総合的にサポートしてくれる代理店を選ぶことが重要です。
今回紹介した情報が、屋外広告を検討中の方の参考になれば幸いです。