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運用型広告とは?|広告運用の種類・メリットを初心者向けに解説

運用型広告とは?|広告運用の種類・メリットを初心者向けに解説

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「Webサイトへの集客を増やしたい」「もっと効率的に売上を伸ばしたい」 企業のマーケティング担当者や経営者の方なら、一度はこのような課題に直面したことがあるのではないでしょうか。

この記事では、そんな課題を解決する強力な一手となる「運用型広告」について、専門知識のない初心者の方にも分かりやすく解説します。

運用型広告とは何か、どんな種類があるのか、そしてどのようなメリットがあるのか。この記事を読めば、自社で導入すべきか判断するための基本的な知識がすべて身につきます。

目次

運用型広告とは何か?

まず、「運用型広告とは何か?」という基本から押さえましょう。

運用型広告とは、広告の予算、ターゲット、クリエイティブ(広告文や画像)、掲載内容などを、広告主がリアルタイムで変更・調整(運用)できるインターネット広告の総称です。

従来のテレビCMや新聞広告のように「一度出稿したら終わり」ではなく、広告のパフォーマンス(効果)を見ながら、常に改善を加えていけるのが最大の特徴です。

リアルタイムで最適化する広告

運用型広告の最も重要なポイントは、広告の配信状況をリアルタイムで確認し、継続的に改善できることです。

例えば、広告のクリック率が低い場合、広告文や画像を変更したり、ターゲット層を見直したりといった調整をすぐに行えます。これにより、広告効果を最大化するためのPDCAサイクルを高速で回すことが可能です。

広告効果をデータで可視化できる

運用型広告では、広告が何回表示され、何回クリックされ、そこからいくつの成果(商品購入や問い合わせなど)に繋がったのかを、すべて数値データで正確に把握できます。

「どの広告が、誰に、どれくらいの効果があったのか」が明確になるため、感覚ではなくデータに基づいた客観的な判断が可能です。これにより、広告予算を無駄なく、効果の高い施策に集中させることができます。

運用型広告の仕組みと特徴

では、運用型広告はどのような仕組みで動いているのでしょうか。その核となる「リアルタイム入札」「課金方式」「ターゲティング」の3つの特徴を解説します。

リアルタイム入札(RTB)

多くの運用型広告では、リアルタイム入札(RTB:Real-Time Bidding)という仕組みが採用されています。

これは、広告の表示機会(インプレッション)が発生するたびに、広告枠をめぐってオークションが瞬時に行われ、最も評価の高い広告が表示される仕組みです。評価は、広告主が設定した入札価格や広告の品質などによって決まります。このオークションは、ユーザーがWebページを読み込む0.1秒ほどの非常に短い時間で行われます。

代表的な課金方式

運用型広告には、広告の目的によって使い分けるいくつかの課金方式があります。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC:Cost Per Click)とは、広告がクリックされるたびに費用が発生する方式です。広告が表示されるだけでは費用はかからず、興味を持ったユーザーがクリックして初めて課金されるため、費用対効果が高いのが特徴です。リスティング広告などで主に採用されています。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM:Cost Per Mille)とは、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式です。「Mille」はラテン語で1,000を意味します。クリック数に関わらず、より多くのユーザーに広告を見てもらいたい「認知度向上」を目的とする場合に有効です。ディスプレイ広告やSNS広告でよく利用されます。

成果報酬課金(CPA)

成果報酬課金(CPA:Cost Per Acquisition/Action)とは、商品購入や会員登録、問い合わせといった、あらかじめ設定した成果(コンバージョン)が1件発生するごとに費用が発生する方式です。最も成果に直結した課金方式ですが、導入できる広告媒体は限られます。

詳細なターゲティング設定

運用型広告の大きな強みの一つが、広告を届けたいユーザーを細かく絞り込める詳細なターゲティング設定です。

年齢、性別、地域といった基本的な属性はもちろん、ユーザーの興味関心(例:「旅行好き」「美容に関心がある」)、検索履歴、特定のWebサイトを訪れたことがあるか、といった多様な条件でターゲットを設定できます。これにより、自社の商品やサービスに関心を持つ可能性の高いユーザーへ、的を絞って広告を配信することが可能です。

運用型広告の主な種類一覧

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運用型広告には様々な種類があり、それぞれに特徴や得意な領域があります。ここでは代表的な広告の種類を一覧でご紹介します。

 

リスティング広告(検索連動型広告)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるテキスト広告です。何かを探している、課題を解決したいといった能動的なユーザーに直接アプローチできるため、非常に高い効果が期待できます。

ディスプレイ広告

Webサイトやアプリの広告枠に表示される、画像や動画形式の広告です。幅広いユーザー層に視覚的にアピールできるため、商品やサービスの認知度向上に向いています。特定のサイトを訪れたユーザーを追いかけて広告を表示する「リマーケティング」も可能です。

SNS広告(Facebook・Instagram・X)

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などのSNSプラットフォーム上に配信する広告です。各SNSが持つ詳細なユーザーデータを活用した、精度の高いターゲティングが強みです。ユーザーのタイムラインに自然な形で表示されるため、共感や拡散を促しやすい特徴があります。

動画広告(YouTube)

YouTubeなどの動画プラットフォームで、動画コンテンツの前後や途中に配信される広告です。映像と音声で多くの情報を伝えられるため、商品の魅力やブランドストーリーを深く理解してもらうのに効果的です。

音声広告(ポッドキャスト・音楽配信)

Spotifyなどの音楽配信サービスやポッドキャストで、コンテンツの合間に配信される音声のみの広告です。運転中や家事の最中など、「ながら聴き」しているユーザーにもアプローチできるのが特徴です。

運用型広告のメリット・デメリット

運用型広告には多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点も存在します。導入を検討する際は、両方を理解しておくことが重要です。

メリット1:少額予算から開始可能

運用型広告は、数万円程度の少額予算からでも始められるのが大きなメリットです。テレビCMのように数百万円単位の大きな投資は必要なく、自社の状況に合わせて柔軟に予算を設定できます。まずはテスト的に始めてみて、効果を見ながら予算を増やしていく、といった進め方が可能です。

メリット2:高い費用対効果

詳細なターゲティングとデータに基づいた改善により、広告費を無駄なく効率的に使えるため、高い費用対効果が期待できます。関心の薄いユーザーへの広告配信を避け、見込みの高い顧客に絞ってアプローチできるため、投資した広告費が売上や成果に繋がりやすくなります。

メリット3:リアルタイムな効果測定と改善

広告の配信結果がリアルタイムでデータとして蓄積され、いつでも確認できる点も大きなメリットです。効果の悪い広告はすぐに停止し、効果の良い広告に予算を集中させる、といった機動的な判断が可能です。この高速なPDCAサイクルが、広告効果の最大化を実現します。

デメリット:専門知識と運用工数が必要

運用型広告で成果を出すためには、各広告媒体の知識、データ分析能力、継続的な改善作業といった専門性と工数が必要になります。キーワード選定、入札単価の調整、広告クリエイティブのABテストなど、やるべきことは多岐にわたります。社内にリソースがない場合は、広告運用を専門とする代理店に依頼することも有効な選択肢です。

純広告・予約型広告との違い

運用型広告としばしば比較されるのが「純広告」や「予約型広告」です。両者の違いを理解することで、それぞれの広告手法を適切に使い分けられるようになります。

目的とターゲットの違い

  • 運用型広告 商品購入や問い合わせといった「成果獲得」を主な目的とし、興味関心や行動履歴に基づいた「個人」をターゲットにします。
  • 純広告・予約型広告 ブランドの認知度向上や大規模なキャンペーン告知を目的とし、特定のメディアの読者や視聴者といった「不特定多数」をターゲットにします。

掲載場所と期間の違い

  • 運用型広告 オークションによって掲載場所やタイミングが変動します。
  • 純広告・予約型広告 特定のWebサイトの広告枠を、特定の期間買い取る形で掲載します。例えば「Yahoo! JAPANのトップページに1週間掲載」といった契約になります。

費用と課金形態の違い

  • 運用型広告 クリック課金(CPC)やインプレッション課金(CPM)が主流で、広告の成果に応じて費用が変動します。
  • 純広告・予約型広告 掲載期間や表示回数を保証する「期間保証型」や「インプレッション保証型」が主流で、あらかじめ決められた固定費用を支払います。

運用型広告と純広告の比較一覧表

比較項目 運用型広告 純広告・予約型広告
主な目的 成果獲得(購入、問い合わせなど) 認知度向上、ブランディング
ターゲット 個人(興味関心、行動履歴など) 不特定多数(媒体の読者など)
掲載場所 オークションにより変動 特定の広告枠を買い切り
掲載期間 柔軟に設定・変更可能 事前に決めた固定期間
費用形態 変動制(クリック課金など) 固定制(期間保証など)
改善 リアルタイムで可能 原則、期間中の変更は不可

運用型広告の始め方・やり方

「実際に運用型広告を始めてみたい」という方のために、基本的な7つのステップをご紹介します。

STEP1:目的とKPIの設定

まず、「何のために広告を出すのか」という目的を明確にします。例えば「ECサイトの売上を10%アップさせる」「月に20件の問い合わせを獲得する」などです。そして、目的の達成度を測るための指標であるKPI(重要業績評価指標)を設定します(例:コンバージョン数、CPA、クリック率など)。

STEP2:ターゲットとペルソナの明確化

次に、「誰に広告を届けたいのか」を具体的にします。年齢、性別、居住地、興味関心、抱えている悩みなどを詳細に設定し、**具体的な一人の顧客像(ペルソナ)**を描くことで、より響く広告メッセージを作成できます。

STEP3:広告媒体の選定

設定した目的とターゲットに最も適した広告媒体を選びます。例えば、BtoB商材であればビジネス層の多いFacebook広告やリスティング広告、若者向けのアパレルであればInstagram広告やTikTok広告、といった具合です。

STEP4:予算と期間の決定

広告にどれくらいの予算をかけ、どのくらいの期間配信するのかを決定します。最初は無理のない範囲の少額予算から始め、効果を見ながら調整していくのがおすすめです。

STEP5:広告アカウント開設と設定

選定した媒体(Google広告、Facebook広告など)で広告アカウントを開設し、支払い情報やコンバージョン測定のためのタグ設定など、初期設定を行います。

STEP6:広告クリエイティブの作成

ターゲットに響く広告文、バナー画像、動画などを作成します。ユーザーの課題を解決できるベネフィット(便益)を提示することが重要です。複数のパターンを用意し、ABテストを行うと効果的です。

STEP7:出稿と効果測定・改善

いよいよ広告を出稿します。しかし、出稿して終わりではありません。管理画面で日々のパフォーマンスをチェックし、「STEP1」で設定したKPIを達成できているかを確認します。結果が芳しくない場合は、ターゲットやクリエイティブ、入札単価などを見直し、改善を繰り返します。

運用型広告でよくある質問

最後に、運用型広告を検討する際によく寄せられる質問にお答えします。

代理店に依頼するメリットは?

専門家による高いレベルの広告運用が期待できる点が最大のメリットです。広告代理店は、最新のノウハウや多様な業界での成功事例を蓄積しており、自社で運用するよりも早く、高い成果を出せる可能性があります。また、広告運用のための社内リソースを確保する必要がなくなり、本来のコア業務に集中できるという利点もあります。

広告運用の仕事内容は?

広告運用の仕事は、前述の「始め方・やり方」で紹介したステップを継続的に実行することです。具体的には、市場や競合の分析、戦略立案、キーワードやターゲットの選定、広告クリエイティブの作成と改善、入札単価の調整、日々の効果測定とレポーティングなど、業務は多岐にわたります。データ分析力と改善を続ける実行力が求められる専門職です。

成果が出るまでの期間の目安は?

商材や業界、予算規模によって大きく異なりますが、一般的には最低でも3ヶ月〜6ヶ月程度は見ておくのが良いでしょう。最初の1〜2ヶ月は、データ収集とテストを繰り返して最適な運用方法を見つけるための期間です。その後、改善を重ねることで徐々に成果が安定してくる、という流れが一般的です。短期的な結果で一喜一憂せず、中長期的な視点で取り組むことが重要です。

まとめ

今回は、運用型広告の基本的な仕組みから種類、メリット、始め方までを網羅的に解説しました。

最後に、この記事の要点を振り返ります。

  • 運用型広告とは、リアルタイムで予算や内容を調整しながら、効果の最大化を目指すインターネット広告。
  • データに基づいた効果測定と改善が可能で、高い費用対効果が期待できる。
  • リスティング広告、SNS広告など多様な種類があり、目的に応じて使い分けることが重要。
  • 少額予算から始められるが、成果を出すには専門知識と運用工数が必要。

運用型広告は、現代のデジタルマーケティングにおいて欠かせない手法です。ぜひ、株式会社サムライにお問い合わせください。

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