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リブランディングとは|企業の価値を再構築しブランドを進化させる戦略

リブランディングとは|企業の価値を再構築しブランドを進化させる戦略

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リブランディングとは|企業の価値を再構築しブランドを進化させる戦略企業を続けている中で「このままのブランドでいいのだろうか」「今の発信は時代や市場の変化に合っているだろうか」と感じる経営者の方もいると思います。

そんな時に検討したいのが、既存のブランドを見直し、価値を再構築していく「リブランディング」です。

リブランディングは、新規ブランドを立ち上げる「ブランディング」とは異なり、すでにあるブランドの魅力を掘り下げ、磨きをかけていくのが特徴です。

今回は埼玉の総合広告代理店、株式会社サムライが、リブランディングの考え方や目的、その進め方や成功のポイントをわかりやすく紹介します。

このコラムのポイント
  • リブランディングの意味や目的について解説します。
  • リブランディングの進め方と、大手企業の事例から共通する成功点をお伝えします。
  • 中小企業で取り入れるための成功ポイントについて紹介します。

 

リブランディングとは

リブランディングとは

リブランディングとは、企業やブランド、商品などが持つ既存の価値やイメージを、時代やニーズに合わせて再構築する戦略のことです。

「再構築」には「つくり直す」といった意味があるように、時代や社会の変化に合わせてブランドのあり方が「どうあるべきか」を考えていくことになります。

たとえば以下のようなものが、リブランディングの対象になります。

  • ロゴ
  • パッケージ
  • Webサイト
  • 企業理念
  • サービス内容 など

ただし、ブランドのロゴやパッケージなどを変えるだけでは、効果が一時的な場合もあります。

視覚的なデザインだけでなく、大切なのは、目的に沿った「つくり直し」です。

次章ではリブランディングの主な目的について解説します。

 

新規のブランドを立ち上げる際には「ブランディング」有効です。ブランディングについてはこちらの記事を参考にしてください。

>ブランディング広告とは|媒体別の特徴と成功のポイントを徹底解説

 

埼玉県を中心とする関東エリアで、リブランディングを検討中の企業様は、株式会社サムライへご相談ください。

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リブランディングの主な目的

リブランディングの主な目的

社会のトレンドや顧客のライフスタイルなど企業を取り巻く環境は常に変化しています。

その中で、企業は常に「どうあるべきか」という目的に合わせてブランドの「伝え方」「見せ方」も変えていく必要があります。

ただし、企業やブランドによって目指す方向や課題はさまざまです。

リブランディングを行う代表的な目的は、以下のようなものがあります。

  • 市場環境や顧客ニーズの変化へ対応するため
  • 競合との差別化を図るため
  • 新規顧客層を獲得するため
  • ターゲット層の拡充をするため
  • 既存顧客の信頼を深めるため
  • 事業転換や企業合併に対応するため
  • デジタル時代へ対応するため

ブランドは一度つくって終わりではありません。

時代や顧客に合わせて柔軟にアップデートし続けることで、共感されるブランドとしての信頼を保ち、企業の成長を支える力となります。

リブランディングを行うタイミング

リブランディングを行うタイミング

リブランディングを行う際は、タイミングも重要です。

代表的なタイミングは以下のとおりです。

  • 経営者が交代するとき
  • ビジネスモデルを転換するとき
  • 新規事業を展開したいとき
  • ユーザーの需要と不一致を感じるとき
  • ブランドの成長が低迷しているとき
  • 海外市場への進出時 など

ただし、リブランディングが本当に大切かどうかを見極めるには、「今のブランドが企業や顧客に合っているか」を冷静に判断する必要があります。

リブランディングの進め方|4つのステップ

リブランディングの進め方|4つのステップ

ここでは、リブランディングの進め方を4つのステップで紹介します。

目的の明確化|「なぜやるのか?」の深掘り

リブランディングを進める上では、まず目的を設定する必要があります。

なぜ今、リブランディングするのか」を明確にすることが重要です。

たとえば、「新しい市場を開拓したい」「ターゲット顧客の層を広げたい」などが挙げられますが、この目的が明確でないと、ブランドの軸がぶれてしまい顧客の信頼の低下にもつながります。

その上で、「誰に」「何を」「どのように伝えるか」という具体的な戦略が見えてきます。

現状把握|社内と市場のギャップを把握する

次に、現在のブランドがどのように受け止められているかを把握します。

顧客アンケートやSNSの声、社内ヒアリングなどを通じて、「社内が思うブランド像」と「市場での実際の印象」の差を明確にすることが大切です。

特に重要なのは、「なぜそれを選んだのか」を知ることです。

たとえば、人気の商品でも、「人気度で選んだ」のか「品質がいいから人気がある」では今後の戦略が大きく異なります。

さらに、競合ブランドとの比較を行い、自社の強みを把握することでブランドの価値を再認識できます。

市場調査をする中で、潜在顧客と顕在顧客を意識することも大切です。

潜在顧客を顕在顧客にするための方法については、こちらの記事を参考にしてください。

>潜在顧客とは掘り起こしが必要な顧客|顕在顧客・見込み客との違い、マーケティングの手順など解説

リブランディング戦略の策定|ターゲットのペルソナ設定

現状把握がまとまったら、どのようなブランドを目指すのかを具体的に設計していきます。

その際に重要となるのが、ターゲットを深く理解するためのペルソナ設定です。

たとえば、今までのターゲットが「30代男性」の場合、どんな30代男性に届けたいのかを深掘りします。

  • 生活習慣
  • 価値観
  • ブランドへの期待 など

ターゲットを具体的に描くことで、「ブランドに求められているもの」が明確化されます。

ターゲット像が明確化されたら、どのように「つくり直す」のかを検討しましょう。

具体的な方法は以下のとおりです。

  • 社名の変更
  • ロゴの変更
  • キャッチコピーの変更
  • Webサイトのリニューアル など

リブランディング戦略の策定|ターゲットのペルソナ設定

社内浸透と外部発信|社内外でブランドを定着させる

リブランディングは、デザインを公開して終わりではありません。

最も大切なのは、社内と外部で新しいブランドを周知し、浸透させることです。

そのためには、社内報誌や説明会を開くなどして、社内で新しくなったブランドへの解釈を統一します。

社外への周知には、公式Webサイトをはじめ、SNSやメディアでの情報発信を活用することで、より高い信頼性と広い認知拡大が期待できます。

 

SNS広告の種類や仕組み、何を使えばいいかなどについては、こちらの記事も参考にしてください。

>SNS広告のメリット・デメリットを種類別に紹介|費用、仕組み、何がいいかなど解説

 

SNS広告を活用して自社の商品・サービスを宣伝したいとお考えの企業様は、株式会社サムライへお気軽にご相談ください。

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有名企業に学ぶリブランディング成功事例

有名企業に学ぶリブランディング成功事例

ここでは、リブランディングに成功した有名企業の事例を紹介します。

湖池屋

ポテトチップスの老舗メーカーとしても有名ですが、他社との差別化ができずに、売り上げが低迷していた時期がありました。

新社長の就任をきっかけに、「もう一度お客様に心から喜んでもらえる商品を作ろう」と原点に立ち返り「湖池屋プライドポテト」を発売しました。

製法へのこだわりはもちろん、他部署とも連携し、パッケージのデザインや形状、価格帯のすべて見直し、会社一丸となっての取り組みでした。

これまで市場になかった新しい商品として大きなインパクトを与え、リブランディングを成功させています。

ユニクロ(UNIQLO)

今でこそ世界に進出をしているユニクロですが、チェーン店としてのイメージが強かったユニクロは、「ユニクロ=安い、みんなが着ている」というイメージから「ユニバレ(ユニクロを着ていると恥ずかしい)」という言葉が流行するほどでした。

その状況を打破するため、ユニクロは創業当初の理念である「LifeWear(究極の普段着)」という哲学に立ち返ります。

安価なカジュアルブランドという立ち位置から、品質・機能性・デザインを重視したブランドへと方向転換し、ブランドの本質的な価値を見つめ直しました。

リブランディングと同時に、海外市場への積極的な進出を図り、グローバルブランドとしての地位を確立させたことも大きな成功理由です。

ヤンマーホールディングス株式会社

老舗の機械メーカー「ヤンマーホールディングス株式会社」は、日本では農業分野、ヨーロッパではヨットのエンジンメーカーとしてのイメージが強く、統一した認知の獲得ができていないという課題がありました。

2012年、創業100周年のタイミングで、ブランド価値の統一の強化のためヤンマープレミアムブランドプロジェクト」を立ち上げます。

一般消費者向けのテレビや印刷物を使った広告ではなく、トラクターのコンセプトモデルや新しい農業ウェアの提案などヤンマーらしいアプローチを展開し、国内外の顧客の方々から高く評価を受け、リブランディングを成功させています。

有名企業に学ぶリブランディング成功事例

中小企業がリブランディングを成功させるコツ

中小企業がリブランディングを成功させるコツ

リブランディングは大手企業だけが実施するものではありません。

中小企業がリブランディングを成功させるために大切なのは、地域性や企業文化と矛盾しないメッセージを設定することです。

よくある失敗例で、急激に表現を変えてしまうと従来の顧客が離れてしまう場合があります。

一度にすべて完了させるのではなく、少しずつ段階を経て進化させていくことが大切です。

また、中小企業の場合、「限られたリソースの中で効果を出すのが難しい」という声も少なくありません。

より効果的に進めるためには、外部のパートナーの活用もおすすめです。

社内だけでは気付きにくい客観的な視点や、専門知識などを取り入れることでより確実に成果を実感できます。

中小企業がリブランディングを成功させるコツ

埼玉県を中心とする関東エリアで、リブランディングを検討中の企業様は、株式会社サムライへご相談ください。

地域に根ざした広告代理店として、企業の想いと時代の流れを結びつけるリブランディングをサポートいたします。

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まとめ

リブランディングは、見た目を変えるための施策ではなく、企業の価値を再発見し、進化させる戦略です。

時代や顧客の変化に合わせてブランドを進化し続けることで、これまで以上に共感される存在を目指します。

また、リブランディングは「大きく変わる」ことではなく、「自社らしさを、より伝わる形にする」ことが大切です。

これまで積み上げてきた実績と信頼を大切にしながら段階を経て、進化し続けることが、ブランドの持続的な成長につながります。

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